History

幼少期、家族で唯一アトピーをはじめとするアレルギー反応を発症した私は、生きづらさを感じていました。アトピー治療として主流だった飲み薬とステロイド治療は当時の私にとって負担が大きく、 一時期体が全く受けつけなくなってしまうことがありました。そんな私を心配した母は、本や人づてに情報を集め、何件も病院を回わり、できることはなんでもしてくれました。

そんな時に母が見つけてくれたものが、クレイでした。 冷たいクレイパックを初めて肌に塗った時の衝撃は、今でも忘れられません。

幼いながらも、自分の肌を見れば見るほど落ち込んだり、自分を丸ごと嫌いになってしまいそうになる時もありましたが、クレイはそんな「肌へのコンプレックスと向き合わなければいけない時間」に 希望を与えてくれました。クレイに包み込まれるその感覚は、母からの愛情を肌で感じているようでした。また、温もりは父の手からも与えてもらうことになります。幼い頃から美容師の父に髪を切っても らっていたこともあり、綺麗にしてもらうことの喜びや温もりを、その特別な時間の中で感じていました。同時に、人を綺麗にすることの偉大さを教わったように思います。

私はそれから自然と、”美しい肌を生み出す仕事”につくことを夢見るようになり、肌で悩む人やコンプレックスを持つ人に寄り添いたいと決意し、エステティシャンの道に進みました。そこでは、肌トラブ ルの仕組みや構造、マインドとの関係性や化粧品について深く学び、現場では10年間、人の肌に触れる毎日を過ごしました。その経験から、「同じ肌の人はひとりとしていない」ことを知り、年々アレル ギーやアトピーで悩む人が増えていることを痛感しました。

クチコミやランキング、誰かが良いと言った化粧品やケア方法が、必ずしも自分に合うわけではありません。 敏感肌やアレルギー性の肌は特に、複数の化粧品を気軽に試すこともできないのです。 「どうすれば一人一人が自分にあう化粧品と出会えるのか」「敏感肌の方も安心して使える化粧品はあるのか」漠然と、そして悶々と考える日々が続きました。

その頃、比較的落ち着いてきたアトピーがオーバーワークの反動で再発したのです。痛みや痒みからくる恐怖と、肌を見るたびに感じる絶望感に打ちのめされました。口に入れるもの、肌に触れるもの、全 てが怖い。真夏でさえ長袖を着て肌を隠さなくてはならない。忘れかけていた、この感情。

そんな時に頭に浮かんだのは、やっぱりクレイでした。

幼少期の当時、そこにあたりまえのようにあったクレイ。何気なく使っていたこのクレイはなぜ私の肌を救ったのか。どんな構造でできているのか?そして、どうして多くの方に知られていないのか?さま ざまな疑問が頭に浮かんだのです。それから、世界中で採掘されるあらゆるクレイを調達しては試すことにしました。本格的に勉強を始め、その過程で様々な専門家と出会い、対話を通じて、今では深く広 い知識を身につけることができました。

その成果が、”klarm”です。

包みこまれる心の温もりを、次は私がわたし自身の手でつくり出していきたい。 klarmが皆さんのお手元に届き、ひとりでも多くの方の悩みを解決する、新しい選択肢になることを願っています。

klarm創設者kasumi