幼少期、家族で唯一アトピー性皮膚炎を発症した私は、“してはいけない”規制が多く、普通の生活ができない事に生きづらさを感じていました。当時主流だったステロイド治療は私の肌には負担が大きく、その状態を心配した母は何件も病院を回り、色んなことを試し施してくれました。
そんな中で、圧倒的に肌への変化・効果を感じられたケアが、クレイでした。
冷たいクレイパックを初めて肌に塗った時の衝撃は、今でも忘れられません。痒みがスッとおさまる感覚や、薬以外のものを塗っても痛くなく、しみないという経験も初めてでした。
幼いながらも、自分の肌を見れば見るほど落ち込んだり、自分を嫌いになってしまいそうになる時もありましたが、クレイはそんな「肌へのコンプレックスと向き合わなければいけない時間」に希望を与えてくれました。クレイに包み込まれるその感覚は、母からの愛情を肌で感じているようでした。
klarmは、このクレイケアの力を多くの方に知っていただきたいという一心で立ち上げたブランドです。
「かけた時間が、ワタシを愛した時間」
というブランドコンセプトの元、“自らと向き合い、身体を見つめなおす” というマインドを大切にしています。
プロダクト化する前の約2年間で、のべ2000人弱の方々と1対1でお話しさせていただき、その方の肌質や肌悩みに合うクレイをご紹介してきました。そのデータを元に処方設計されたのが現在のプロダクトです。
瓶から取り出して、水を加える。
石鹸を包み、泡を立てる。
“ひと手間”をお客様に加えていただくことで完成するクレイケアは、時代の流れに逆らったアナログなプロダクトかもしれません。
しかし、この忙しない現代社会を生きるワタシたちだからこそ、1日の中でふと一息つける時間が大事なのではないかと我々は考えています。その時間のきっかけとなり、寄り添えるような存在になることを目指して日々商品開発に勤しんでおります。
あなたの思う心地よい時間のお供に、klarmが寄り添えますように。そしてklarmが、ひとりでも多くの方の悩みを解決する新しい選択肢になることを願っています。
klarm創設者 kasumi